腎不全状態になると、水・電解質の調節障害や血圧を上昇させるホルモンが分泌することから高血圧となり、血管が障害されることが知られています。この高血圧が血管の劣化の原因と考えられてきました。しかし、慢性腎不全となり十分な透析治療を受け、血圧も正常にコントロールされている患者さんが、意外にも、血管の老化は進んでいます。
血液透析ではダイアライザーという膜により分子量1万を境に振り分けをし、これより小さいものだけを捨てています。代謝産物である老廃物を捨てるためにはこれで良いように思われますが、実は腎臓ではこれよりも大きなタンパク質も捨てています。従って、長期透析患者さんでは、大きな分子量の老廃物タンパク質が蓄積されていることになります。
最近になり、これらのタンパクの内、いくつかは実際に動脈硬化の原因物質であり、腎不全以外の普通の人にもあることが分かって来ました。当院では、早期からこれら血管老化因子に着目し、検査・治療を行っています。
人工透析に関わる検査
透析ドックの開設
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